Amazon、EC商品の利益率を計算する方法を解説
原題: How to calculate margins for ecommerce products with Amazon
背景
売上は伸びていても実際の利益が把握できていない出品者が多いことを踏まえ、AmazonはFBA手数料ガイドに続き、粗利率・営業利益率・純利益率という3種類の利益率を商品単位で計算する具体的な計算式と、カテゴリ別の目安水準、Revenue Calculatorの使い方をまとめて解説している。
結論
- 粗利益率は「(売上−商品原価)÷売上×100」、営業利益率は「(売上−商品原価−営業費用)÷売上×100」、純利益率は「純利益÷売上×100」という3つの式で商品単位に分けて計算する。
- 販売価格35ドルのステンレス製水筒を例に、粗利益率67.1%、営業利益率25%、純利益率20.7%という具体的な試算を示している。
- カテゴリ別の目安として、衣料品・ファッションは粗利益率45〜65%・純利益率10〜15%、美容・ケア用品は粗利益率60〜80%・純利益率15〜25%、電子機器は粗利益率15〜30%・純利益率5〜10%、デジタル商品は粗利益率80〜95%・純利益率40〜70%という水準を挙げている。
- 利益率改善の方法として、商品原価の交渉、価値ベース価格設定、平均注文額の引き上げ、配送・フルフィルメント費用の削減、低利益率商品の削除、顧客リテンション投資、業務の自動化という7つの戦略を提示している。
- Revenue Calculatorを使えば、配送方法ごとの販売手数料・フルフィルメント費用を事前に試算し、価格設定や配送方法の選択に反映できるとしている。
メッセージ
カテゴリ別の目安水準が示すのは、「粗利率が高い=儲かっている」とは限らないという当たり前だが見落としがちな事実だ。衣料品のように粗利率が高くても返品や値引きが多いカテゴリと、電子機器のように粗利率が薄くても回転が速いカテゴリでは、同じ数字でも意味が違う。自店のカテゴリの相場を知らないまま自社の利益率だけを見て一喜一憂すると、判断を誤りやすい。まず自分のカテゴリの目安を把握したうえで、そこからの乖離を追うという順番が重要になる。