Amazon、新商品の立ち上げと拡大を速めるヒントを解説
原題: Tips for new product success: Launch and scale faster
背景
新商品の立ち上げに悩む出品者が多いことを受け、Amazonは需要調査ツール「Product Opportunity Explorer」の活用法とあわせ、開発・投入・販売という3段階それぞれで見るべき指標や使うべきツールが異なるという考え方を、具体的な数値データとともに出品者向けガイドとして整理して解説している。
結論
- FBA(フルフィルメント by Amazon)による配送は、他の配送業者と比べてコストを最大70%削減できるとしている。
- マルチチャネルフルフィルメント(MCF)とFBAを併用すると、在庫切れ率が19%改善し、在庫回転率も12%改善するというデータを示している。
- 新規出品者向けに5万ドル以上のセラークレジット・ボーナス・特典が用意されている。
- 開発段階では「Product Opportunity Explorer」で需要データと競合分析を行い、投入段階では「Amazon Brand Analytics」で顧客データを、「A+ Content」で比較表や動画による訴求を強化する。
- 「Amazon Vine」を使えば最大30件の高品質なレビューを立ち上げ初期から獲得でき、Sponsored Productsによるクリック課金型広告と組み合わせて販売段階の露出を作る。
メッセージ
在庫切れ率19%改善、在庫回転率12%改善という数字が示すのは、新商品の成否を左右するのは派手な販促よりも地味な在庫運用だという事実だ。開発・投入・販売の3段階でツールも指標も切り替えるという設計思想は、「立ち上げたら終わり」ではなく、フェーズが変わるたびに見るべき数字自体を意図的に変える必要があることを教えてくれる。投入直後の勢いだけを追いかけて、数か月後の在庫や競合状況の変化を見落とすと、せっかくの初速を活かしきれない。