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米控訴裁、Amazonの差止命令を取り消し。PerplexityのAI購入代行エージェントは「利用者本人のアクセス」と判断

原題: Ninth Circuit frees Perplexity's shopping agent from Amazon's hacking claim

背景

AmazonはPerplexityのAI購入代行エージェント「Comet」が同社サイトに不正アクセスしているとして、2026年3月に連邦地裁で差止命令を勝ち取っていた。この判断が第9巡回区控訴裁判所で覆り、AIエージェント経由の購入代行が法的にどう扱われるかを占う重要な判断が2026年9月14日までに示された(意見自体は8月4日付)。

結論

  • 控訴裁は、Perplexityの「Comet」がAmazonにアクセスする際の通信は「利用者のマシンから送られてくる」と技術的に認定
  • Cometはユーザーのブラウザのスクリーンショットを撮り、Perplexityのサーバーへ送って操作指示を受け取る仕組みで、Amazonのシステムに直接接続しているのはPerplexityではなくユーザー自身と判断
  • コンピュータ詐欺・不正利用防止法(CFAA)およびカリフォルニア州のコンピュータ不正アクセス関連法について、「アクセス」の主体は人間の利用者であるとして、Amazonの主張を退けた
  • 1審のMaxine M. Chesney判事による差止命令(2026年3月9日発令)は取り消され、Amazonは連邦のコンピュータ犯罪法を根拠にPerplexityを止める手段を失った。ただし契約上の救済手段は別途残る

メッセージ

AIエージェントが人に代わってECサイトを操作する行為を、法律が「誰のアクセスか」で線引きしようとした最初期の判断のひとつだ。今回はエージェント側に有利な結果となったが、裏を返せば、ECサイト側が利用規約や技術的な制御でAIエージェントの挙動をコントロールする余地は限定的だということでもある。自社サイトに来るのが人間かAIエージェントかを区別できない前提で、商品情報やタグをどちらにも正しく伝わる形で整備しておく重要性が増している。

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